正しい人6月:泉 大の映画リスト"5月"

6月
泉 大 映画リスト 2012年 5月
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今月のおすすめは加藤泰の仁侠映画すべてです。/イズミ




『ハラがコレなんで』|○
2011|石井 裕也監督
「粋か粋じゃないか」。いい物差しだと思います。
『エイプリルの七面鳥』
|○
2003|ピーター・ヘッジズ
監督
ハートフル。
『8月のクリスマス』|◎
2005| 長崎 俊一監督
“病気もの”。最後死ぬべきじゃないが、風通しのよい真面目な映画。バカにしてはいけない。
『ハルフウェイ』|○
2009|北川 悦吏子 監督
とにかくキラキラしている。全然嫌じゃない。岡田将生、北乃きいが素晴らしい。
ポカリスエットのCMを80分に伸ばしたらこうなる。
『(ハル)』 |◎
1996| 森田 芳光監督
インターネット普及以前の「パソコン通信」物語。

パソコンは今よりも無機質な印象だが、やりとりされるメールは今より温度がある。
『明日の私のつくり方』|◎
2007|市川 準監督 
主演成海璃子の悩みは真っ当で大きかった。真摯に悩む姿にエール。
『くそガキの告白』|◎
 2012|鈴木 太一監督
とにかくキング・オブ・コメディ今野浩喜の演技が素晴らしい。監督も只者ではない。感動した。
『死刑弁護人』|◎
2012|齊藤 潤一監督
毎回おもしろい東海テレビ制作のドキュメンタリー。驚くべき事実連発。

汚く怠慢な国家権力 VS それに屈しない人間なう。
『希望のシグナル~自殺防止最前線からの提言~|△
2012| 都鳥 伸也監督
『恐喝こそわが人生』|△
1968| 深作 欣二監督
浜辺での向こう見ずな車の飛ばし方と若者たちのダッシュは良い。
あとジョー山中の死に際のパンチは胸を打つ。
『明治侠客伝 三代目襲名』
1965| 加藤 泰監督
映画版ドラえもんシリーズの定番はラストシーンへと移る過程で海援隊の歌に乗っていくが、
それは加藤泰から来ていたのか?暴力により圧倒的な広がりをみせる優しさと賢さ。 
『くノ一忍法』|○
1964| 中島 貞夫監督
でたらめ加減が心地よい。爽やか。 
『その夜の妻』|◎
1930|小津 安二郎監督
『緋牡丹博徒 花札勝負』|◎
1969| 加藤 泰監督 
非の打ちどころのない人格者である藤純子演じる矢野竜子。今まで抑えてきた怒りを秘め、
ラストシーンへと歩き出すそのバックで流れるのは彼女自身が歌う「緋牡丹博徒」。
この歌の下手さが本当に素晴らしい。
『緋牡丹博徒 お竜参上』|◎
1970| 加藤 泰監督
でたらめ加減が心地よい。爽やか。
『緋牡丹博徒 お命戴きます』|◎
1971| 加藤 泰監督
『昭和残侠伝 血染の唐獅子』|◎
1967|  マキノ 雅弘監
もうラストシーンへ移るには歌がないと駄目だと錯覚してしまうほどキマッている。



 





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